適応/性同一性障害と向き合う徒然日記

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<<   作成日時 : 2009/01/26 19:07   >>

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この論文は学習院短期大学の学生さんが当時私のHPから卒論として作って下さったものです。
現状のGIDを取り巻く環境と全く違いますが、雑記として、またガイドライン初版からGIDを取り巻く環境の当時を知る資料として書いておきます。




性同一性障害


1関心
 最近マスコミでも注目されている性同一性障害は、「トランスジェンダー」とも呼ばれています。自分の性に違和感を感じ、個人差はありますが、人によってはホルモン投与や、性転換手術を行う人もいます。しかし、周りの人に性的違和感を言い出せない人もたくさんいるのも事実です。先日埼玉医大で行われた手術は、心と体の性の違いに苦しんでいる人々に大きな希望を与えました。私はテレビでこのことを知り、もし自分自身がそうだったら、と考え、そこから興味を持ち始めました。今までは、マスコミでホモ、ゲイ、ニューハーフなど風俗としての一面でしか見られていませんでしたが、現在は、医療としてとりあげられたりもするようになりました。しかし、私たちが目にしているのはほんの一部で、まだまだ表に出ていない部分だらけだと思います。
 今回、性同一性障害について調べていくにつれ、医療の問題、社会的問題など、はっきりと表に出ていない問題にもふれることになりました。その問題の解決には、まずは私自身はもちろんのこと、一人でも多くの人が性同一性障害のことを理解することが必要だと思います。そのために、今回性同一性障害について調べ、現在の問題、今後について考えてみたいと思います。


2調査対象と方法
 性同一性障害についての知識を増やすために、主にインターネットを活用し、専門用語や、トランスジェンダーを支援する団体について調べました。また、文献では、知識を増やすことと共に、トランスジェンダーの心理についてもふれることができました。インターネットや本だけでは理解するには難しいため、実際に性同一性障害の方にお話を伺いたいと思い、インターネットでホームページを開いている松永瞳さんにメールを送りました。その結果、現状、社会的なこと、プライベートのことなどたくさんのお話がつまったお返事をいただきなした。もっと理解したい気持ちと、文字だけでは分からない部分にもふれたかったので、電話をし、彼女から貴重なお話を伺うことができました。


3内容
(1)性同一性障害について
 性同一性障害とは、『性同一性障害に関する答申と提言』に、「生物学的には完全に正常であり、しかも自分の肉体がどちらの性に属しているかをはっきり認知していながら、その反面で、人格的には自分が別の性に属していると認識している状態」と定義されています。すなわち、体は女なのに脳(心)の中は男、もしくはその反対で体は男なのに脳(心)の中は女という状態なのです。
 性同一性障害、またはその状態の人々を「トランスジェンダー」と呼ぶこともあります。「性同一性障害」とは医学用語として扱われているため、避けられることが多く、インターネットなど一般には「トランスジェンダー」と呼ばれることが多いようです。

(2)性への違和感
 体の性別と精神の性が一致しない人たちにとって、その身体への違和感は耐え難いものがあるといいます。ニューハーフと呼ばれている人の中には、男であるのに男の子を好きになったり、女になりたいと思うことは周りの人と比べておかしいのかと悩んだり、女っぽいために「オカマ」といじめられた人は多く、また同じく、幼い頃から自分の性に違和感を持っていた人も多いのです。違和感のレベルの個人差はありますが、差別と偏見や精神的な部分から自殺率は高いとされています。
 アメリカで「女」から「男」への性転換手術を受けた虎井まさ衛氏はその著書で自分自身についてこう綴っています。
 「私自身が女から男への変生の志を抱き始めたのは、九つの時であった。…大きくなるにつれて男性になっていくものだと思っていた。…その思いを打ち砕いたのは、小学五年になった途端見せられた、「男女のちがい」についての映画であった。それによると、どうも私は女であるらしいのだった。なんと絶望的であっただろう。…」(『女から男になったワタシ』)
 また、「男」から「女」への性転換手術を受けた「ニューハーフ」と呼ばれている人の中にも様々なケースがあります。(二人とも『ニューハーフという生き方』より)
・みさとさん「小さいころは、女の子になりたいとか男の子である自分が嫌だとか、具体的に思ってはいなかったけど、女の子に間違われたりすると嬉しかったんですよね。カーテンを体に巻きつけてドレスの代わりにしてアイドルの真似をしてみたり、友だちの女の子に服を借りて着てみたり、…」
・まついれいこさん「男の子が好きな自分や、女になりたい自分というのが、周りの友だちなどと比べて、自分だけおかしいのかなと思って悩んだときもありました。…物心ついたころには好きになるのはみんな男の子。周りの友だちとは違う自分というのも、このころから気がつきはじめていましたね。…」

(3)性自認について
 性自認というのは、必ずしも体の性別と一致しているとはかぎりません。ジョン・マネーの研究で、性自認の分化の臨界期が、言語習得の臨界期と一致するとされまています。臨界期までに男として育てれば男になるし、その逆もあるということなのです。実際、それが立証された例もあります。臨界期をすぎて性自認と性別の間に違和感を感じたならば、性自認を変更するよりも性別を変えるほうが可能だという理屈になります。性同一性障害についても同じで、意識を変えることはできなくても性別を変えることはできます。しかし、マネーの理論が崩れた例もあります。それは、アメリカでおきました。生後七ヶ月になる双子の男子のうちひとりが事故でペニスを損傷してしまい、まだ、臨界期を過ぎていない段階なので女児として育てることにしました。周囲の人たちの理解も得て、その子の性自認は「男」から「女」に変更されました。そして、四歳になる頃には、「少女」は双子の男子の兄弟とは明らかに異なる成長を示したのです。おてんばではあったが、「女」の衣服を好み、人形を欲しがるような子になったのです。しかし、ハワイ大学のミルトン・ダイアモンドなどの調査によって、この「少女」のその後は、マネーの説を裏づけなかったことがわかりました。「少女」は、実は「女」であることにずっと違和感を抱き続けていて、「男」として生きることを選択したのです。そして胸のふくらみを除去する手術を受け、「男」に戻りました。さらに、二五歳のときには女性と結婚したといいます。つまり、性自認についてははっきりしていない部分が多いのです。

(5)性転換手術の現状
 埼玉医大における来院患者は、現在200人を少し超える程度で、男から女より女から男の方が多く、これは、「埼玉医大で検討しているのは女から男への性転換症」とマスコミが強調したせいです。(表1参照)発生のメカニズムを見ると、1対1で生じても不思議はないのです。
 埼玉医大での性転換手術の申請から承認までは、1992年に女性から男性への性転換を希望する患者が来院してから、手術まで6年間かかっています。その間には、カウンセリング、ホルモン治療(注1)を続けつつ、リアルライフテスト(注2)を行い、手術をするために、診断、治療のガイドラインの策定、専門家からなる医療チームの結成、そして検討をかさね、1998年に手術となりました。
(注1)ホルモン治療…生物学的男性に対して卵胞ホルモン(生殖能力の喪失・乳房の成長・体脂肪の増加など)を、生物学的女性に対して男性ホルモン(生殖能力の過失・筋肉の増加・声質の変化・体毛の増加など)を投与する。
(注2)リアルライフテスト…性転換手術前に望む性として生活し、動き、しぐさなどがチェックされ、それが本人にとって正しいかどうか判断する材料になる。
 女性ホルモンの投与治療をしていると、個人差はありますが、生物学的女性と同じくらいに胸が膨らむ人もいるといいます。また、性欲が減退する人もいたり、様々な体の変化、副作用がおこります。手術をすることによって、望む性になることができるのだからもちろん当事者にとっては望み通りになるわけですが、それだけではまだ問題の解決とははっきり言えません。

(6)社会的問題
 手術が成功しても法律での問題は残ります。いくら体が別の性になったからといって、戸籍の性別を変えることは難しく、裁判所へ行っても認めてもらうことはなかなかありません。病院へはもともとの性が書かれた健康保険証を持っていくなど、本人には精神的苦痛がまだまだ残ります。そのため、術後の精神的なケアも必要です。
 外国ではどうなのかというと、国によって違いますが、パスポートのMをFに変えることはほとんどの国で認められています。ちなみに日本は、数人はでているが表立っていないという状況です。
 しかし、最近、性同一性障害を理由に改名が認められるということがありました。日本も法的に少しずつ変わってゆく時期なのかもしれません。
(7)支援団体について
 支援団体については、インターネットで調べた所、もっとたくさんあるのかと思っていたら、以外と少なく、多くは個人のホームページであったり、医大などの情報のホームページでした。しかし、最近は地方などでもどんどん立ち上げられているようです。
 『トランス サポート グループ』(TSG)は、「性別違和感をもち、生まれ持った身体的性とは異なった社会的性を生きていこうとする人々の連帯と親睦、相互援助と支援を目指す、性同一性障害の当事者と支援者をメンバーとする自助・支援グループです。」と書かれています。TSGは1998年5月に発足、という新しいグループで、活動内容は懇談会や情報交換会、ビデオ上映会などを行っています。
 『TSとTGを支える人々の会』(トランス ネット グループ(TNJ))はインターネット上でよく見かけるあたりから、比較的大きな団体のようです。埼玉医大で性転換手術が行われるときに、「国内における性別再指定(性転換)手術実施に関する見解と要望」を送り、マスコミでも報道されました。

(8)松永瞳さんにお話を伺う
 私が松永瞳さんを知ったきっかけは、彼女が開いているホームページでした。私のほうから「お話を伺いたい」とメールを送ったら、最初はプライバシーの問題から論文として使うなら断りたい、と言われました。しかし、ただ単に興味本位だけではなく真剣に勉強したいという気持ちが伝わったのか、メールだけではなく、実際に電話でお話を伺うことができました。
1)メール
1998年10月31日(返事が来た日)
 初めてのメールを頂きました。「外部からアプローチされると恐怖心が先に立ってしまいます。」と書かれていた通り、論文に使うなら断りたいと言われてしまいました。しかし、性同一性障害のこと、また、瞳さん自身についてもいろいろとお話してくれました。
『わたし自身社会的にはまだ男性として苦痛を伴いながら職業に就いていますし、男性としての面もまだ残っていますので「公な所でプライバシーまで踏み込まれる様なことは受けたくない」し、また「研究材料として使われるならプライバシーをさらけ出したくない」と言うのは事実です。』
『卓上の論理だけでは収まりきれない…そう言ったことが「性同一性障害」だとわたしは思います。』
『わたしは「性同一性障害」の被害者と思っていませんし、また精神障害とも考えていません。普通に生きて普通に生活をして過ごしていきたい‥ただ「性別違和感が心の中にあった」「男性としての感性が無かった」だけなんですから‥』
1998年11月24日
 私は決して興味本位ではないことを理解して頂こうということと、なぜ調べようと思ったのか説明することと、突然のメールにもとても親切にお返事してくださったことのお礼を言うために、またメールを送りました。そしてその返事には瞳さん自身の現在の気持ちが書かれていました。
『今マスコミ等では「性同一性障害」と言うものに注目をされていますが、どうしても正確な情報を伝えようとしているとは到底思えないような企画の立て方、報道のしかたが残念でなりません。』
『いくら「性同一性障害」と言う言葉が表に出たとは言え、未だに「風俗」「趣味」などと混同されるリスクも必ず抱え込まなければなりませんし、気持ちに嘘をついてまで、「男」を演じてお仕事などをしなければならないからです。』
1998年12月16日
 12月23日にトランスジェンダー自助グループによるシンポジウムに誘って頂きました。しかし、その日は予定が入っていて行くことはできませんでした。
1999年1月7日
 私がこれまで調べたことを送って見て頂きました。そしてそれに対してのお返事を頂きました。難しいことが多く、情報がまちまちで、分からなくなりそうになった時に、アドバイスを頂きとても参考になりました。
『わたし自身もこの気持ち(性同一性障害)をつい最近まで出せなかったのはどうしても未だに「風俗」と取られることが多かったからなのです。』
1999年1月13日
 瞳さんの携帯の番号を教えて頂きました。メールだけではなかなか言えないこと、聞きたいことを直接お話したいと思いました。また、瞳さん自身が自助グループを立ち上げるということなので、そのことについてもぜひお話を伺いたいと思いました。
『わたしも今年、横浜市の市の女性財団とご相談の上で「横浜市内で自助グループを立ち上げる‥」と言う事を始めているところです。「社会との接点」という感じで出来たらいいな‥と考えてはいますが‥』
2)電話
 実際にお話した瞳さんは、私の質問に一つ一つ丁寧に答えてくれました。なんだか中性
的でとても優しい方でした。質問に答える際、この答えは全体の考え方ではなく、あくまで個人の主観として見てほしいとおっしゃっていました。
・いつ頃から自分の性に違和感を感じたのですか。
―小さい頃(小学生くらい)から。恋愛対象は女性だった。自分は男だから女が好きだが、自分の中の女性的な部分をおかしいと思っていた。女性であるというよりは、ただ他と違うなという感覚。
・学校でいじめにあったことはありますか。
―いじめはなかった。
・女性ホルモンを投与すると胸が膨らんだりするといいますが、実際はどうですか。
―個人差はあるが、人体実験のようなかんじで予測はできない。精神的変化から子供を産めないなどの問題で落ち込んだりする。また、それを理由に自殺する人もいる。女性が生理になった時のような感覚がもっときつくなったような感じになる。(精神的に不安定になる。)
・性転換しても戸籍の問題など法的なものがは残りますが、それについてはどう思いますか。
―戸籍はいずれかは変えたい。そして改名もしたい。だから自助グループを作ることによって、このような考え方もあるということを行政に伝えたい。
・自助グループを立ち上げるということですが、どのような活動を行っていこうと思っていますか。
―横浜市内で活動する予定。勉強会からトランスジェンダーが安心していられる町づくりができればいいと思う。最初は、みんなで話しながらお茶を飲んだり、楽しく勉強会をしたい。
・性転換手術をすることによって解決できること、できないことはありますか。
―手術しても子供を産めない。戸籍も変えられない。だから手術に踏み込めない人もいる。治療しても安心しきれない世の中だが最終的には性転換したいと思う。
・これから日本は性同一性障害に対してどのようになってほしいですか。
―そこまでは大きくは考えていないが、性同一性障害の情報が少なすぎる。民間でやるのではなく、一般の人でも理解できるようにもっと行政が情報を流すようになってほしい。

 質問はこれだけだったのですが、この他にもたくさんお話をして下さいました。
 瞳さんは現在ホルモン治療を行っているそうですが、当初は悩んだり、表に出ることを恐れたりしていたといいます。しかし、夜の店やお酒も苦手なのに、新宿のそういうお店に行って、自分と同じ人がいると思うだけで安心したそうです。今では自分のことを理解してくれる友だちにもめぐり会い、自分自身、素直に生きたいと思っている、と言っていました。
 恋愛感情に関しては、瞳さん自身は女性的で、男性を好きになることのほうが多いのですが、女性を好きになったりもするそうです。そういう意味では、中性的でいたいという気持ちもあるそうです。好きな人と結婚したいと思う、ともおっしゃっていました。
 家では、親と同居なので、勉強会などで女性のかっこをすることもあるのですが、基本的には、中性的(ユニセックス)な服を着ているそうです。今は男性として仕事に就いていますが、私服で仕事をしているので、そういうのでなんとなく感づいている人もいるのでは、とおっしゃっていました。
 自助グループを立ち上げるということなのですが、やはり、何もない所から作るのは難しく、立ち上げるにあたり、反対する人もいるそうです。トランスジェンダーの中でも考え方は多様なので、そのように表に出る必要はないという考え方の方もいて対立してしまうとおっしゃっていました。でも、瞳さんはただ、自分の居場所がほしい、という思いから作ろうと決めたのだそうです。性同一性障害と一言で言っても、一概にこういうこと、とは言い切れないのです。
 報道(マスコミ)に関することでは、性的な部分や、風俗的な部分しか見ないことが多く、最近は少し良くはなってきていますが、そういう一方から見るのではなく、もっとちゃんと扱って欲しいそうです。私もそれには同感で、文献を探している時でもそういう方向の本が多かったと感じました。
 本当に性同一性障害とは難しく、多様化の中でプライベートなことなので、「性同一性障害」と呼ばれることを嫌がる人もいます。また、周りに言い出せないでいる人もたくさんいます。その中で瞳さんは、自分に素直に、そして自分の居場所を探しているということで、とても前向きな方だと思いました。


4まとめ・考察
 まず、知識的な部分から思ったことは、性自認に関しても、性への違和感に関しても一概に「こういうことだ」とは言い切れないということです。はっきりしていないことが多いので、性転換手術は慎重に進められています。しかし、私自身の意見としては、手術になるまでの治療期間が長すぎるのではないかと思いました。もちろん性を変えるわけだから慎重にならなくてはいけないと思うのですが、当事者は悩んで性転換望んで病院へやってきているのですから、もっと当事者の気持ちも考えてあげなければならないと思います。そして、戸籍などに関しても同じことが言えます。心の性別が戸籍の性別と違うことがどれほどに苦痛となってゆくのか、もっと考えてゆかなくてはなりません。当事者の周りも理解し、本人も性転換して生活しているのなら、戸籍の変更も認めたほうが良いのではないでしょうか。こういう部分で、これからは支援団体と行政が協力し合い、このようなことが、もっとスムーズにいくようになればいいと思います。
 次に、私は松永瞳さんをホームページで知ることができて良かったとおもいます。瞳さんは私のことを信用してくれ、たくさんのお話をしてくれました。性同一性障害は難しくて「本当の性同一性障害とは?」と思うことがしばしばありましたが、そういう時でも、自分の意見を大切にしてほしいとアドバイスしてくれたり、私の失礼な質問にも丁寧に答えてくれました。文献にはなかなか載っていないトランスジェンダーの本音や答えづらいような質問にもきちんと答えてくれました。自助グループを立ち上げると聞いて、瞳さんなら同じ悩みを持つ人もそうでない人も一緒にお互いを理解し合えるようなグループにできると思いました。今は大変なようですが、頑張ってほしいと思います。
 今回、性同一性障害を選んで本当に良かったと思います。もし、このまま気づかず過ごしていたならもしかして一生ふれることがなかったかもしれないからです。調べていくにしたがって、私自身の「性」に対する考え方も少しずつ変わっていきました。調べる前は、新聞で「性同一性障害」という医療においての病名が付けられていて、それを読んで病気と思っていた部分がありました。しかし、本、雑誌で読むにつれ、病気と言ってよいのだろうかと迷うようになりました。そして松永瞳さんとメールや電話でお話ししてみて違うんじゃないかと思いました。私からしてみれば瞳さんは病人に見えないし、性別違和感があったというだけでむしろ私よりもっと強く、前向きな人だと感じます。そんな人がどうして病気なのでしょう。どちらかというと、その人の個性ではないかと考えました。性同一性障害で悩んでいる人はたくさんいます。でも悩んでいても前向きな人もたくさんいます。人間には個性があります。背が高い人、低い人、勉強のできる人、できない人、忍耐力のある人、ない人…。こういう個性の中にトランスジェンダーも入れることができると思います。もちろんトランスジェンダーの中でも考え方は様々なので、病気として扱ってほしい人もいるかもしれません。でも私はトランスジェンダーも個性の一つで、社会の中で普通に、ありのままに振る舞ってよいのではないかと思います。現代社会の中ではまだまだ偏見、差別があるかもしれませんが、これからはもっとみんなが理解して受け止められるようになってほしいです。
5参考文献
『中央公論 十一月号』 中央公論社 1998年
伏見憲明 『〈性〉のミステリー』 講談社現代新書 1997年
猫目ユウ 『ニューハーフという生き方』 ひらく 1998年
http://www02.u-page.so-net.ne.jp  (TSG)
http://www.geocities.com  (TNJ)

あとがき
 最近、性転換手術が済んでしばらくたったせいか、性同一性障害の名がマスコミで聞くことが減ったように思います。しかし、それとは逆に、私と同じように関心を持ち、調べている人は増えていると思います。今回、私とは別に大学のゼミで性同一性障害を勉強している人がいるということを知りました。ぜひ機会があれば、その方の論文など拝見できたらいいなと思いました。

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